法学部の不人気
受験シーズンの時期になりました。
そのため、受験に関する記事をよく目にするようになりました。
最近、新聞を見ていて目についたのは、法学部の人気がここ数年下がり続けているという記事です
。
法学部出身者としては、少し寂しい気持ちになります。
自分の受験時は「法学部しか行かない」と宣言していただけに、特にその気持ちが大きいわけです
。
この原因は「法学部は法科大学院などの新司法試験制度の導入で、法曹への道が険しくなった上、『弁護士になっても仕事がない』と学生が敬遠するようになったため」と分析されています。
もちろん、法学部を出ても、法曹(弁護士)になる人は一部にすぎないので、「弁護士に魅力がないから法学部の人気が下がった」と考えるのは短絡的とも思えます。
ただ、志望者が減っているのは事実ですので、その分析もあながち間違ってはいないと思われます。
しかし、よく考えると弁護士ほど守備範囲が広い仕事はありません
。
たとえば、弁護士法3条2項は「弁護士は、当然、弁理士及び税理士の事務を行うことができる」となっています。
社会保険労務士法3条2項は「弁護士となる資格を有する者は、前項の規定にかかわらず、社会保険労務士となる資格を有する」と規定さています。
また、司法書士の登記代理業務は、裁判例によって弁護士の業務であることが認められています。
このように見れば、他業種の独占的な業務を弁護士資格者は行えるのであり、努力次第で仕事の範囲はぐんと広がりうるのです。
要は、法廷での仕事のみが弁護士の仕事ではないということです
。
それゆえ、法学部復活のためには、我々弁護士は、弁護士の仕事の魅力ややりがいに加えて、その守備範囲の広さから生じうる無限の可能性をもっとアピールすべきではないかと思うのです
。
そのため、受験に関する記事をよく目にするようになりました。
最近、新聞を見ていて目についたのは、法学部の人気がここ数年下がり続けているという記事です

法学部出身者としては、少し寂しい気持ちになります。
自分の受験時は「法学部しか行かない」と宣言していただけに、特にその気持ちが大きいわけです

この原因は「法学部は法科大学院などの新司法試験制度の導入で、法曹への道が険しくなった上、『弁護士になっても仕事がない』と学生が敬遠するようになったため」と分析されています。
もちろん、法学部を出ても、法曹(弁護士)になる人は一部にすぎないので、「弁護士に魅力がないから法学部の人気が下がった」と考えるのは短絡的とも思えます。
ただ、志望者が減っているのは事実ですので、その分析もあながち間違ってはいないと思われます。
しかし、よく考えると弁護士ほど守備範囲が広い仕事はありません

たとえば、弁護士法3条2項は「弁護士は、当然、弁理士及び税理士の事務を行うことができる」となっています。
社会保険労務士法3条2項は「弁護士となる資格を有する者は、前項の規定にかかわらず、社会保険労務士となる資格を有する」と規定さています。
また、司法書士の登記代理業務は、裁判例によって弁護士の業務であることが認められています。
このように見れば、他業種の独占的な業務を弁護士資格者は行えるのであり、努力次第で仕事の範囲はぐんと広がりうるのです。
要は、法廷での仕事のみが弁護士の仕事ではないということです

それゆえ、法学部復活のためには、我々弁護士は、弁護士の仕事の魅力ややりがいに加えて、その守備範囲の広さから生じうる無限の可能性をもっとアピールすべきではないかと思うのです

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